海苔祭 厳島神社例祭
若宮八幡宮境内社厳島神社例祭
2月上旬の日曜日
海苔付け 午前 8時30分 例祭 午前10時30分 若宮八幡宮境内にて
厳島神社(海苔弁天)
◇御祭神 市杵嶋比売神 (イツクシマヒメノカミ)
◇例祭日 旧暦1月11日に近い日曜日
田町河岸(川崎市川崎区田町3の11の2)に祀られていた弁天様で海苔師達の守護神でした。
川崎漁協が昭和48年4月14日に解散したため神社護持の後継者が途絶えるのを恐れた有志により昭椥61年4月16日若宮八幡宮参集殿郷土資料室の中に遷座されました。
御神体は伝教大師作と伝えられ大黒天、多門天を従えた三座形式の弁天様が波のレリーフの上に座っており、十五童子(2体欠損)がその下で戯れ、さらに馬、俵を積んだ舟、干両箱が飾られています。
昔の祭りには(旧暦正月11日)朝、別当寺である法栄寺に御神体を迎えに行きリヤカーに乗せ(その前は駕籠のようにかついだ)町内を一巡し、神社に安置してお祭りを行いタ刻まで飲食して楽しみました。
祭りが終わると法栄寺まで皆で御神体をお送りして、翌年までお預けしていました。忙しい漁期のなか、仕事を休んでの楽しいお祭りでした。
大師海苔について
川崎大師駅前の表参道厄除け門を人り、しばらく行くと、右側に小島海苔店、マツケイ、松原屋と乾海苔専門店が三軒も並んでいるのにお気付きでしょうか。いずれも三代以上続いた老舗で有名な店ぱかりです。これは三十年前まで大師の浜で海苔の養殖が盛んに行われ、良質な本場海苔として有名だったからです。
海苔は浅草紙と呼ぱれる再生紙(ちり紙)を漉く技術により、江戸時代中頃から造られるようになり、社寺方から武家に送られる高級なお歳暮用品として白米と醤油が普及した江戸で発達した健康食晶です。
産地も海の汚れにともない浅草、日本橋、品川、大森と移り、一般庶民の口に入るようになった明治の末には、大師の浜でも盛んに造られるようになっており、大森、羽田と並び良質な事で有名でした。
昭和四十年頃石油コンビナートの完成により、海が汚染され、食べられない海苔になってしまいましたが、川崎の海苔屋さんは本場の海苔を扱っている老舗が多いのです。
寒海苔は今が旬ですから地元の海苔屋さんに相談して、おいしい海苔を沢山召し上がって下さい。
若宮八幡宮郷土資料室には海苔養殖の専門的な民具が多数展示してありますので、参拝の折りにご覧下さい。
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